「できる研究者の論文生産術」
心理学者が研究者向けに論文を大量に生産するためのメソッドを解説した本。
仕事柄、ワードやらパワポやら文章を書くことが多いので、仕事の生産性向上を求めて手に取った。
200ページくらいの本だが、キーメッセージはきわめてシンプル。
それは、書くスケジュールを決めてその時間に書き、達成状況をモニタリングする。
要は書くことを歯を磨くのと同じ習慣にせよということだ。
このシンプルな習慣を習慣にできるかが分かれ目なんだろう。
そういえばあの村上春樹も毎日決まった時間に執筆しているという。
多くの作品を残した偉大な作家たちも、書くことがもはや習慣になっていたのだろう。
本の中では面白い実験結果が紹介されていて、「書きたい時に書いていい」グループと
「書かないとペナルティ」のグループで一定期間内に書いた文章量を比較すると、
当然後者の方が多かった。さらに、独創的なアイデアが出てくるまでの時間も後者のグループの方が短かった。義務感が生じると仕事量が増えるだけでなくクリエイティビティも高まるらしい。
この本を読み終えてすぐに書くスケジュールを決めれるとはじめてこの本が生きてくる。
というわけで、毎週金曜夜は書く時間にあてたいと思います。。