Somewhere in the world 〜不真面目社畜の徒然日記〜

ビジネスと旅行と、時々宗教

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

はじめての宗教論 左巻―ナショナリズムと神学/佐藤優〜神学の入り口〜

右巻を読んだので、次の左巻も読んでみた。 はじめての宗教論 左巻―ナショナリズムと神学 (NHK出版新書 336) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2011/01/06 メディア: 新書 購入: 4人 クリック: 48回 この商品を含むブログ (28件) を見る 「…

「18歳で東京にでてきて、一人暮らしを始めたこと」の意味  -孤独と、多様性の中の相対化-

ちきりんさんのブログの最新エントリで、ご自身の「人生報われたランキング」を発表している。そこでダントツ1位が「18歳で東京にでてきて、一人暮らしを始めたこと」と書かれている。 d.hatena.ne.jp これには僕も激しく同意した。僕自身も高校卒業を期に、…

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」山崎元/大橋弘祐~凡人が長期で勝つための一冊~

将来に備えて資産運用でもしようか、でも何の知識もないなぁというところで手に取ってみた。 Amazon.co.jp: 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 電子書籍: 山崎元, 大橋弘祐: Kindleストア 一時間くらいでさくっと読めた。タイト…

なぜラオスでは社会主義と宗教が共生できるのか

仏教の街ルアンパバーンを歩いていて興味深いのが、仏教寺院が立ち並ぶ傍らでラオス国旗とともに社会主義を象徴する「鎌と槌」の赤旗が掲げられている光景だった。 ラオスの国旗。赤は独立闘争で流された血の色を、青は国の豊かさを、中央の白丸はメコン川に…

「はじめての宗教論 右巻」佐藤優

宗教論とか神学を勉強したく、有名な入門書と聞いたので読んでみた。 www.amazon.co.jp キリスト教に焦点をあてつつ、宗教ってなんなの?ということを解説している。 ただ、新書だからなのか話が飛び飛びの箇所があり、どこかのコラムをつなぎ合わせたような…

ラオス旅行記 メコン川の恵み

ラオスは東南アジア唯一の内陸国ですが、南北を切り裂くようにメコン川を流れています。 ラオスにとってメコン川が大いなる恵みなわけです。 メコン川が人々の生活を支え、街を作り、国の境界をも形づくってきました。 古代四代文明が河川沿いにできたように…

ラオス旅行記 ルアンパバーンの托鉢〜他者貢献による高度な再配分システム〜

前の記事にも少し書きましたが、世界遺産の街・ルアンパバーンでは托鉢と呼ばれる仏教の行事が有名です。 毎朝お坊さんが列をなして歩き、沿道の人々がご飯をお布施に捧げる。(ルアンパバーンの托鉢が最大規模なだけで、ラオスのどこの街でも実施されている…

ラオス旅行記 融通無碍の精神

前回の記事で、ラオスは何も無いからこそ良いのだと書きました。 日々のんびりしてそうな(少なくとも東京で暮らしている僕の目にはそう写る)ラオスの人々には、「融通無碍」精神を感じます。 融通無碍とは・・・ 行動や考えが何の障害もなく、自由で伸び伸…

社畜が村上春樹の「ラオスにいったい何があるというんですか?」を読んでラオスに行ってみた。そしたらやっぱり何もなかった。

GWはほぼ丸々ラオスに滞在していました。 「ラオス行ってきます!」と言うとほぼ必ず「なんでラオス?何かあるの?」と聞かれた。 ラオスの理由はタイトルの通り、村上春樹のエッセイ読んだのがきっかけ。 オチもクソも無いんですが、やっぱラオスって何も無…